- 書いたきっかけ
- 合理的配慮によるWEBアクセシビリティの強化を考える必要性
- 対応観点
- 他
■書いたきっかけ
勉強会のメモ
■合理的配慮によるWEBアクセシビリティの強化を考える必要性
前々からWEBアクセシビリティを考慮してシステムを構築しようという概念はあった。
(ただ工数とかを考えるとどうしても優先順位は下がって、リリース時には不親切なページが、、)
2021年5月に改正された「障害者差別解消法」が2024年4月から施行され、合理的配慮の提供が義務化されることにより優先度が上がる
〇例えば
目の不自由な人が来店したら、付き添いの人と来てくれと入店を断るのではなく、店内の移動をサポートして買い物をさせてあげるのが義務となる
忙しいとか差別的でない理由なら義務は果たす必要はない、らしい
昔話題になった、車いすで言ったらイタリア料理店に入店断られた的な話があったが、これをきっかけに訴訟を起こされることも出るようになったといこと
・ECだと
音声読み上げソフトに対応させるといった視覚・用各障害者が利用しやすくなる構成にする必要がある
(便利だからと言ってなんでもdivタグでやる時代は終わった。。とっくにかもしらんけど。ボタンはbuttonタグで作りましょう)
〇違反したら
直ちに罰則を科されることはないが、繰り返し差別が行われて自浄作用が期待できない場合は、担当大臣が合理的配慮に向けての改善経過報告を求めることができる
そして、虚偽報告には過料を科せる
〇WEBアクセイシビリティ性の判断基準
JIS X 8341-3:2016ガイドラインに適合するように取り組むことでWEBアクセシビリティに対応したサイトが作成できるとのこと
・外国だと
アメリカ>これ起因の訴訟が多かったので今では複数の法規制がある
カナダ >レベルA準拠のアクセシビリティ達成義務あり
韓国 >独自基準を設置
フランス>ウェブアクセシビリティの基準と罰金制度を設置
■対応観点
〇視覚
・テキストの色味やテキストのフォントを可視性高くする
・文字色と背景のコントラスト
・くっきりと見やすいフォントの使用
・画像は読み上げ機能に対応させる
alt属性の設定は絶対。画像に設定する場合、画像に何が書かれているかを簡潔にaltへ記載する
〇聴覚
・動画の音声はテキスト表示
・音以外の通知方法を複数用意
・ライトの点灯や点滅
・バイブレーション
・テキスト表示など
〇認知
・理解しやすい表現にする
・内容がすぐにわかるようにタイトルを設ける
・リンクの場合は下線を付ける
・わかりやすい言葉を使用する
・サイトマップを付ける
■他
・総務省のサイトがいい手本になるらしい
・ユニウェブというものを使用すればこれが簡単に維持できるらしい